最年少 DataSpider 技術者の誕生! IoTとセンサーとAPIのごった煮ハッカソン参加レポート(後編)
それでは、前編に引き続いて「IoT とセンサーと API のごった煮ハッカソン」参加レポートをお送りします。
2日目オープニング
朝、会場に入るとこんなものが!これは徹夜したチームの皆さんの為ですね。
その後、みんなで恒例の体操の時間です。
身体がほぐれたところでハッキングタイムに移ります。
ハッキングタイム
まさかの追加要件
私は前日に続いて DataSpider を使ってもらっているチームのサポートに入ります。
「最年少 DataSpider 技術者」は飲み込みが早く、初めて触ったとも思えない速度で DataSpider の使い方を習得し、前日に「kintone へのデータ書き込み」「REST アダプタを使った雑談対話API(Noby API)への送受信」まで実装することができました。 残りは「Twitter への書き込み」「HTTP トリガーによる起動」だけだったのですが、ここにきて追加要件が発生!
「Gmail の送信」「受け取ったデータによる条件分岐」もやりたいということで、急ピッチで開発を進めます。 ↑私は隣でやり方を教えるだけで、実際の開発はすべて隣の子が行っています。
残りは約5時間。間に合うのか!?
もう1つの DataSpider 活用チーム
今回はもう1チームで DataSpider を使っていただきました。
釣り竿とDataSpiderが繋がるという普段ではとても考えられない面白いものを作っています。
こちらのチームへは東京からヘルプに来てくれたメンバーがお手伝いさせて頂きました。
全体の様子
DataSpider を使っていただいているチーム以外の様子は深く知ることはできませんでしたが、ざっと見渡すと昨日より更に面白い事態にに。
鍬にはソニーさんのテニスセンサーやスマートウォッチが取り付けられています。
傘にも何か付いていますね。
どうやらこれは夫婦の食卓をシミュレーションしているようです。
発表が楽しみですね!
成果発表!
簡単に全チームの成果を紹介させて頂きます。
商店街のシャッター街を見える化する「街ing」。沼津の町おこしという目的が素晴らしいです。
「ノビィの耳はラズパイの耳」は時間が足りなくて完成までは行けなかったそうです。
家電が発生する魂の声を拾う「家電の魂」。こちらが最年少DataSpider技術者の子が作ってくれた作品です。
デモもバッチリ動きました。追加要件もすべて実装できたようです。
「味噌と奥さんとおはし」味噌汁の塩分量を検出し、部屋の明暗をコントロールします。
「自己主張○○s」デモでは傘とリモコンが自己主張していました。
「うなCOOLβ」もう1つの DataSpider 採用チームです。釣り竿の振動を検出して、DataSpider 経由で Twilio を利用して電話します。
「くわエクササイズ」見た目が一番気になっていたチームです。IoT は農業でも活躍できそうです。
どのチームもとても面白い作品で、時間があればもっと洗練されて良いものになりそうです。
審査結果発表
最優秀賞
Mashup Awards 二次予選への参加権を得られる最優秀賞は「自己主張○○s」でした。
アイデアが面白かったのに加え、すぐにでも実用化できそうな完成度も素晴らしかったです。 こちらは自己主張するリモコンの中身です。
DataSpider 賞
サポート企業からも独断で企業賞を出させていただくことができます。 今回は2チームに DataSpider 使っていただいたのですが、その中でも多くの部分で活用いただいた「家電の魂」を作った皆さんに賞をお渡しさせていただきました。
終わりに
ハッカソンは凄く楽しいと思うのですが、どうしても参加者の大半は開発者の方になってしまい、他の人にとっては敷居の高いイベントのように思います。私自身も1年前はハッカソンのサポートに行くのは自信がなく、またエンジニアの方の多い空気に馴染めずにいました。
しかし、実際にハッカソンやコミュニティイベントに参加してみるととてもオープンな雰囲気で、初めての参加であっても「楽しもう!」という気持ちさえあれば経験や技術力に関係なく楽しむことができます。また、ハッカソンで様々な人と出会い様々なサービスと触れることで、知識・人脈ともに普段の仕事にも活かせることがたくさんありました。
今は便利なサービスや API も多いので、プログラミングのできない人であっても kintone や mythings などを使うことでハッカソンに参加でき、DataSpider を使うことで重要な機能を担当することもできます。また、その時点では仕事上関わりのないと思った人であっても、業界は狭いのでそのうち仕事上でも接点ができ、お互い力になれることが必ず出てくると思います。
ハッカソンに行こうか迷っている方は、是非新しい自分を探すために一歩踏み出していただきたいと思います。