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Appresso Engineer Blog

アプレッソのエンジニアが書く技術ブログです。

テスターとして心がける5つのこと

開発

こんにちは、株式会社メディアフォースの山田と申します。
本記事は アプレッソ Advent Calendar 2015 の 21 日目の記事です。

qiita.com

はじめに

アプレッソでは、DataSpider Servista という様々なデータベースやクラウドサービスなどと簡単にデータ連携*1を行う製品を開発しています。 EAI製品はその製品の特性上、データを確実に、かつ簡単に連携することが求められます。
そのため、アプレッソにはQAグループという品質保証を専門に行うグループが存在し、DataSpider Servista の品質を支えています。

2014年から現在に至るまで2年間、QAグループの業務に携わった経験からテスターがテストを行うときに心がけるべき5つのことについてご紹介します。

テスターとして心がける5つのこと

  1. ユーザーを意識せよ
  2. 正直であるべき
  3. 情報を共有せよ
  4. つらいテストは見直すべし
  5. 手動テストをやるべき

1.ユーザーを意識せよ

QAグループであるので品質のことを考えるのは当然です。
しかし、期限が近くなると目の前のテスト項目を消化させることを優先しがちになります。
消化を優先してしまうと、テスターが使い勝手が悪いと思っている機能でも合格すればよしとしてしまいそうになります。
もしかすると、その機能がユーザー環境ではとても大切な要素であるかもしれません。
我々QAの仕事は与えられたテスト項目を消化することではありません。ソフトウェアの品質を保証することです

ユーザーにとっては開発チームの内情や実装上の都合など関係ありません。
そして、テスターはユーザーの前に製品を触るファーストユーザーです。
どんなときでも実際に製品を使用するユーザーのことを考えテストをしなければいけません。

2.正直であるべき

正直であることは当たり前に聞こえますがとても大切なことです。 たとえば、実施環境が「Windows7」なのに「Windows8」と偽ってテスト結果に記載した場合、テストの実施結果自体に疑惑が生まれます。
また、その実施結果に疑惑が生まれるとその他のテスト結果にも疑惑が生まれ、それがまた疑惑を生む疑惑の連鎖となります。
テスターたるもの常に正直でいなければなりません。

3.情報を共有せよ

テストを実施していると「あれ何かこの動作おかしいな」と思うことがあります。
しかし、それを「まぁ伝えなくていいかな」と放置するのはあまりよくありません。
ちょっとした違和感などから大きな問題が発覚することがありますし、それが実は不具合であることもあります。
また、仲間にそれを相談することで新たな発見があるかもしれません。
実施者たるもの情報を仲間と共有するべきなのです。

しかし、現場によってはテスターがリーダーに気軽に情報を伝えにくい場合も存在します。
そのようなときはテスターもリーダーに勇気を出して一言その旨を伝えてみましょう。
その一言がチーム全体を良い方向に導くかもしれません。

4.つらいテストは見直すべし

アプレッソQAには「実施がつらいテストは見直すべし」というルールがあります。

実施のつらさはテスターに依存しますが、以下のようなパターンが存在します。

  • 試験項目量が多い
  • 事前設定や試験中の設定が複雑
  • 試験手順が設定を兼ねている

実施がつらいテストというのは、過度に時間がかかってしまったり、テスト結果そのものの精度やテスターのメンタルにも悪影響を及ぼします。
テストを見直すことでそれが改善するのであれば試験は見直すべきでしょう。
その結果が次回以降にも活かされ、製品品質の向上に寄与します。

5.手動テストをやるべき

現在、アプレッソQAではテストの自動化が進んでいます。
しかし、自動化では検知できない問題も存在します。
例えば、以下のようなユーザビリティなどが代表的です。

  • よく使うボタンが小さく押しづらい
  • 使用頻度の高い機能に数ステップの手順を要する

自動化テストは正確で高速です。
しかし、利用するのは人であり機械ではありません。
そこに人がテストを行う意義があります。
自動化と手動テストのメリットデメリットを見極め、自動化できることは積極的に自動化し、手動テストを行う時間を多くしましょう

最後に

今回の記事で記載した内容は当たり前のことかもしれませんが、とても大切なことです。
テスト作業はときには大変なこともあるかもしれません。
しかし、テスターひとりひとりが製品の品質を支えているという気概を持って作業を行うことが、製品品質の向上に繋がっていくでしょう。

*1:いわゆるEAI